6月の仕込みもの・実山椒
6月に入ってすぐ、実家で山椒の実を収穫した。
先日まで、冷蔵庫で寝かしてしまった。
ようやく重い腰をあげて、着手。
といっても大量なわけではないのだけれど。
葉と軸をとって7〜8分、茹でる。(好みの固さ、辛さまで)
同量よりやや遠慮気味の塩を混ぜて、ビンに入れる。
これだけのことだけ。2日たつと塩もすっかりとけ込んでいる。
そして、私の性格上、軸が残っていてもよしとする。
(かなり残っている…)
それにしても、この一粒がおいしい。舌がしびれる感じがいい。
一粒だけで、茶碗半分くらいはいける。
使う時はこれを塩抜きして使うのだけれど、
ちりめんじゃこと煮るのが我が家の好物。
毎年、母がちりめん山椒を作ってくれた。
この時期、実家に行くとおみやげにもたせてくれた。
子どもたちも山椒の部分は食べられなかったけれど、
ほどよい山椒の香りがついたおばあちゃん特製のちりめんじゃこは沢山食べた。
保存食作りには父や母の思い出がたくさん含まれていて
一人で作業していても両親がよく顔を出してくれる。
だから、忙しくっても作ってしまうのかもしれない。
6月はもう一つ、大仕事が残っている。