子どもたちの成長をひっぱってくれたりょうりの本。
最近、料理に興味がでてきた長女に、こんな本を借りてみました。
平野レミのおりょうりブック―ひも ほうちょうも つかわない (かがくのとも傑作集 わくわく・にんげん)
- 作者: 平野レミ,和田率,和田唱
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1992/09/30
- メディア: 単行本
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載っているメニューはテーブルの上で作れるようなものばかり。
たまごごはん、バターごはん、ふりかけ、オープンサンド・・・
分量ものっておらず、作り方もシンプル。
簡単すぎるかな〜と思ったけれど、子どもたちにおおうけでした。
そして、昨日はこの本が大活躍しました。
昨日の祝日、私は体調が悪くて、食欲もないので、朝食の準備だけして、リビングに布団を広げて、寝ていました。
パパはお仕事だったので、子どもと三人の休日です。あまりゆっくりは寝られないなと思っていました。
私の体調が悪いことに気がつくと、子どもたちは、朝の勉強、朝食の洗い物、食器拭き、部屋の片付けなど「ママが気がつく前に終わらせよう!」と テキパキと仕事を進めていたのでした。
(いつもは言ってもやりません。)
そのうちに、お昼ご飯を自分たちで作ろうという話になり、この「おりょうりブック」を取り出して、何を作るか相談を始めました。
メニューはオープンサンド、ミルクセーキ、ホイップクリームつきデザートに決定。
買い物も二人で行くというので、お金を渡して、全てまかせました。
買い物メモをもち、「スリにとられないようにしなくっちゃ」とお財布をしっかり握りしめ、気合い十分に出かけていきました。(スリは最近探偵ものの本に出てきて知りました)
途中、「地区センターでイベントやってるから見てきていいか?」というかわいらしい質問と、「生クリームはどのメーカーがいいのか?豆乳は買っておいたほうがいいのか?」という気遣いのある電話がかかってきて、私も二人の様子を想像しながら待っていました。
帰ってくるとさっそく手を洗って、「ママは寝てていいから!」とオープンサンドを作りはじめました。
パンにバターを塗り、ハム、レタス、チーズ、ツナ、マヨネーズなどをのせてダイナミック(のせすぎてちょっと食べにくい)な仕上がりのオープンサンド。
そして、タッパーに牛乳、卵、砂糖を入れてシャカシャカふって、ミルクセーキ作り。
デザートはおやつの時間に作ることにして、オープンサンドとミルクセーキでお昼ご飯にしました。
なんとも、うれしい「ご馳走」です。
母、感動しました。
少し前までは、具合悪くても子どもの食事作らなくちゃ・・・とゆっくり寝ていられなかったのに、今では自分たちで献立をたて、買い物をして、料理して、後片付けまでできる。
自分たちで食事が作れるという自信は、生きていく上でとてもいい土台になるのではないでしょうか。
すごい成長です。
そして、いい本をタイミングよく借りてきた自分もすごいなと思って。
目につくところに置いてくれた図書館の方にも感謝です。
本っていいな。
子どもたちの成長をぐいっと上手にひっぱってくれた気がします。