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体は食べたものでできている?

「食生活を改善しましょう」という話のときに、よく言われるのが、

 

「私たちは食べたものでできている」ということです。

悪いものを食べれば、不健康に。

良いものを食べれば、健康になれる。

 

それって、本当でしょうか。

もちろん、悪いものを食べて、健康でいるっていうのはむずかしいと思います。

 

でもいいものを食べたら、必ず健康になれるのでしょうか。

そうとは言えないかもしれません。

 

 

例えば、ほぼ、同じものを食べているはずの兄弟でも、やせ気味の子、がっちりタイプの子などさまざまです。

 

大人も同じです。

何を食べても太らない人、食事に気をつけても太ってしまう人。

 

また、若い頃と同じものを食べているのに、体調や体型が同じようにはいかない・・・

 

確かに「食べたもの」以外からは作られるはずはないのですが、どうやらそれだけで片付けてしまうにはいかない何かがありますね。

 

それは、

「消化・吸収する力」「食べたものをどう利用しているのか」

 

ではないかなと思います。

 

たとえば、筋肉をつけようと思って、たくさんのお肉を毎日食べているとします。

それが、うまく吸収できれば、筋肉になるかもしれません。

 

でも、消化、吸収の力が弱かったら・・・

 

下痢をおこしやすい人の場合、食べ過ぎると「いらないよ〜」と排泄。

これはまだいいのですが、

便秘気味の人。ある意味、何を食べても、食べ過ぎてもお腹を壊さない丈夫なタイプ。

何日も、腸の中に残されたタンパク質は腐敗してしまいます。体中に毒素をめぐらせるとも聞きます。

 

それに気がつかず、毎日、お肉を食べ続けたらと思うとちょっと怖いですね。

 

他の内蔵にもかなり負担がかかっているかもしれません。

 

そういったことから、いらないものを

「排泄する力」

というものも、とっても重要になりますね。

 

ちょっと多めに食べてしまったとき、体にとって必要でないものを食べたときに、しっかり排泄してくれれば、病気にはなりにくいはずです。

 

食べるものだけへの注意では足りないってことですね。

それを食べた結果、体がどうなっているのかまで、考えないと。

 

健康な体とは何か。

 

インプットアウトプットが正常な状態をいうのではないでしょうか。

 

まず、正常に排出することができて、初めてよいものを食べる意味があるように思います。

 

食べたものをきちんと消化、吸収するには腸が丈夫であるというのが、大前提なのですね。