大人のためのおはなし会
先日、「おとなのためのおはなし会」を催しました。
「おはなしのへや ぽっぽ」での定員6名のちいさな会です。
プログラムはこちら。
おはなしを聞く時間は30分程度。
皆さん、もっと聞きたかったというご感想でした。
それほど、はる子さんのおはなしは心地よく胸に響くのです。
今回は『ちいさいおうち』がメインテーマ。
読み聞かせしてもらうことで、本に再会です。
自分で読んでいるときには気がつかなかったような絵の部分や文章の流れにびっくりするやら、うれしいやら。
おはなし会の後はティー&トーク。
お菓子とお茶をいただきながらの楽しい時間です。
作者のバートンさんは他にもたくさんの名作を私たちに届けてくれていました。
子どもが小さい頃、よく借りた本、知らなかった本・・・
絵の美しさは身近に手に入る美術品だと思いませんか。
作者であるバージニア・バートンさんはひとつの絵本を作るときに、とことん調べ抜いてから仕上げていくそうです。
ちいさな子どもむけかなと思った絵本にも、きちんとした情報がつまっているのです。これが、子どもたちが夢中になる秘密でしょうか・・・
親に読んでもらったときの印象、自分で読んでみた印象、大人になって誰かに読んでもらった印象。
同じ本なのに、受け取るものが変わっていくことも不思議です。
お茶とお菓子も『ちいさいおうち』をイメージして用意しました。
この本の表紙にもありますが、ひなぎく型のクッキー、そして、おはなしの中にりんごの花が出てくるので、りんごの紅茶もお出ししました。
バートンさんはひなぎくがお好きだったそうです。
誰が食べても安心して食べられるものがいいなと思って体にやさしいものを作りました。
『ちいさいおうち』のためのレシピです。
ひとりで絵を眺めるとき、お子さんに読んであげるときに添えてみてはいかがでしょうか。
ひなぎくのクッキーはほろほろとくずれやすい生地なので、型抜きより、丸めてからぎゅっとつぶして焼く方法がおすすめです。お花の型があればかるく型押しして。
コクを出したかったので、アーモンドパウダーを入れましたが、アレルギーを持っている場合は米粉か、片栗粉に置き換えてください。
ざらめもお好みで。
紅茶はりんごの皮や芯を使います。
茶葉はりんごの香りを楽しみたいので、少なめに。
りんごは実は普通に食べて、皮、芯を軽くお砂糖をまぶして冷蔵庫に入れておきましょう。すぐに使う場合はお砂糖に漬けなくて大丈夫。
水分を切って、茶葉とりんごの皮、芯をティーポットに入れ、熱湯を注いでください。
優しい甘さの「りんごの紅茶」になります。茶葉が少ないので、ポットに入れておいても渋くなりません。
実の部分をお花の形に抜いて、砂糖につけておき、紅茶に浮かべてみました。
「絵本と私」のすてきな時間が出来上がること間違いなし!!