梅酢と紫蘇酢
今年は梅干しを漬けることができませんでした。
いろいろと取り込んでいて・・・というのは誰に対しての言い訳でしょう。困るのは自分なのに・・・。もっと計画的にすべきでした。
梅干しがないということは梅酢もないということ。
梅酢なしに夏場を乗り切るのは我が家にとって、厳しいことなのです。
炊きあがったあつあつご飯を飯台にだして、梅酢を一周。
これが夏の日のご飯炊きの仕上げなのです。
そのあと、冷まして、冷蔵庫で保存すれば、温めなくても美味しい冷やごはん。冷蔵庫のご飯をそのまま・・・なんて、呆れますか?
梅酢の冷やご飯はなぜかとてもおいしいのです。
普通の酢にも防腐効果はありますが、つんとくる香りが気になるようで、子どもたちには不評。お寿司のときは食べてますけどね。
その点、梅酢のご飯に対しては何もいわないどころか、このご飯おいしい!とおかずなしでもしっかり食べてくれます。
主役の梅干しもそれだけでいただくというより、料理にはほぼ毎日使っています。
豚肉とくれば、梅肉で炒めたり、茹でてからあえてみたり。
煮物を多めに作った時には必ず梅の種をしのばせています。保存性がかなり高まります。
我が家の食事の土台は梅干しでできている・・・とまではいいませんが、梅のない生活は考えられません。
一年中、出回る野菜や果物も多い中、梅、びわなどは季節限定で、なおかつ短期型。その季節を逃してはいけないのでした。
何となく、気に留めながらもやらずに過ごしてしまったことが悔やまれます。
せめても・・・と赤じそは買っておきました。
今日は紫蘇酢を作りました。
梅酢の代わりという気持ちです。いや、この言い方、紫蘇酢に悪いかな・・・
後から、この紫蘇を干せば、ゆかりに似た物も作れますよね。きっと。
失敗は成功の母。何か新しい発見もあるかもしれません。
紫蘇酢さま。どうぞ、我が家の食卓をお守りください。よろしくおねがいします。
作り方は、よく洗った赤紫蘇の葉を塩でもみ、水を捨てる。これを瓶に詰めて米酢を注ぐ。簡単です。
写真ではよくわかりませんが、色がどんどん鮮やかに変化していきます。
娘に5回以上、見て〜こんな色になったよ!と逐一報告していたら呆れられました。