コーヒーのために
近くにカフェブランコさんが出来て、家でもコーヒーをいただく回数が増えました。
たまプラーザ スペシャルティコーヒー「Cafe Blanco(カフェブランコ)」
「コーヒーだけの時間もいいけれど、たまには一口程度の友がほしいな・・・」
ということで、ビスコッティを作ることにしました。
最近、我が家のオーブンは気まぐれでなかなか点火してくれません。
「いつか点火しなくなると思います」と修理の方に言われました。それほど使う頻度も高くないので、使える日まで使おうとお思っています。
作り始めてから完全に故障となったらどうするんだろう?
という不安も持ちつつ、毎回使っています。(先に確認すればいいだけの話ですが。)
オーブンがなくてもお菓子は作れます。
蒸す、フライパンで焼く、揚げる・・・など他の方法に変更すればよいのですから。
まあ、なんとかなるのです。
そんな気持ちでビスコッティ作りにとりかかります。
実家からもってきた「暮らしの手帖」になかしましほさんのレシピがのっていましたので、そちらを探します。
卵を泡立てて作るもの、にんじんを擂り下ろして加えるもの・・・など何種類かありましたが、家にある材料で、なるべく手間をかけずに・・・という条件で選んだのは
こちらは泡立てもなく、ただ混ぜるだけ。楽です。
オーブンは「がんばって」と声をかけながら何度か予熱スイッチを押していたら4回目で無事、動き始めました。
ビスコッティは、初めにナマコ型に整え大きく焼きます。15分ほど焼いたらオーブンから取り出し、スライスしてさらに低温で乾燥させながらもう一度焼くという作り方です。
ギリギリ火が入ったかなというときに、スライスします。
味見しますよね、このとき。私だけかな?
この段階の柔らかタイプもかなり美味しい。
焼き途中のそれは、ほわっとさくっとあたたかくてビスコッティとはまた違う表情のお菓子です。
しっかり焼いたビスコッティを頑固なおじいさんとすると、焼き途中のものは外国の昔話にでてきそうな優しいおばあちゃん。(この表現がふさわしいかどうかは・・・)
優しいおばあちゃんもいいなあとも思いましたが、日持ちさせるためと、コーヒーに合わせるにはやはり頑固なおじいさんかなと思い、レシピ通り最後まで焼き上げました。
乾燥のための焼き時間は30分。
後片付けをしながらお湯を沸かしてコーヒーを入れる準備をしました。
コーヒーはカフェブランコさんで店長さん淹れ方をじーっと見ていたので以前よりは上手になったのではないかと思っています。
がちっと固く焼き上げたほろ苦ビスコッティ。
正式ないただき方?はコーヒーに浸して少し柔らかくしてから。そのままいただきますと、なんせ頑固ですから。
カフェブランコさんのコーヒーもそろそろなくなります。
近いうちに買いに行きます。
コーヒーのためにお菓子を作るというのは、今までなかったな。われながら大人になったと思います。
子どもたちは、「苦い!固い!」といいながら、牛乳や豆乳につけて楽しんでいました。