新しくて古い調味料
草醤(くさびしお)知っていますか?
(私も最近知ったのですが)
野菜を塩などで漬けたときに出てくる水分のことを草醤を呼ぶそうです。
こんなステキな名前があるなんてびっくりです。
だって、以前は使い道が思いつかず、捨てていましたから。
今思うとなんてモッタイナイ!
私は漬け物を作るのが大好きなので、草醤が常に家にあります。
今の季節は白菜漬け。
この白菜漬けから出てくる草醤もなんともすっぱくていいお味。
白菜鍋にすると、他の調味料、出汁も何も使わずに(!)
感動のおいしいお鍋ができます。
白菜漬けの白菜、新鮮な白菜、豚肉、春雨、葱・・・
この程度のシンプルな材料を草醤を出汁代わりに煮るだけ。
豚肉は草醤少々とからめて、ごま油(あ、これは調味料かな?)で炒めてから作ります。
肉と草醤を合わせておくと、柔らかく仕上がる気がするのです。
しょっぱかったら、生の白菜を多めにする、豆腐を加える・・・など工夫してください。
乳酸菌たっぷりのほんとにおいしいお鍋になります。
この鍋食べたさに白菜漬けを作っていると言ってもいいぐらい。
昔の人はこの草醤、さぞかし上手に使いこなしていたのでしょうね。
捨てるところなし!ですね。
でも、市販品で添加物の入ったものは使わない方がいいかもしれません。
発酵している草醤とは違う気がするので。
漬け物は家で作るのがオススメなのです。簡単だしね・・・