「大人のためのおはなし会」を聞きに
日曜日に図書館で行なわれた
「大人のためのおはなし会」に行ってきました。
一人で行ってこようかなと思っていたのですが、試しに主人を誘ってみたら
「行ってみる」(意外!)というので二人で。
テーマは「誕生」
プログラムは
「乳をくれた柳の精」「うぐいす長者」「大太良法師」
「毛虫が蝶々になったわけ」「四本目の足」「5枚のお札」
6名の方の素話を聞かせてもらいました。
時間は14時から。
時間的にも「眠くなるのでは…」とかなり大きな不安を持っていましたが、
二人とも眠くなる暇なんてありませんでした。
おはなしがおもしろいんです!
どのはなしも本当に聞き入ってしまって、あっというまの80分。
映像による娯楽に慣れていた日々の生活から、「おはなし」という耳から入る楽しさに最近目覚めた私。
会話とも違う生身の人間の声。
なんだかとても新鮮です。
身近に楽しめる非日常なのかなとも思います。
お金がかからないというのもありがたい。
世の中、ボランティアの方たちのおかげでなりたっていることがなんと多いことか。
テレビもまだない時代はこういうものが楽しみだったのでしょうか。
おばあちゃんやおじいちゃんが囲炉裏端で語ってくれるようなね。
今の時代にはない別の豊かさを感じます。
こういう「おはなし」の文化は続いてほしいですね。
今の私たちにできることは、寝る前の読み聞かせなのかなと思ったりします。
なかなかできないですけどね・・・
帰りに主人と「こういうものを楽しめるようになったのは年齢のおかげかな。」と笑いました。確かに会場にいた方達のなかで、私たちヤンゲスト?だったかなあ。途中から、もう少し若い方も来たのですが…
落語とか、おはなしとか、若い頃は興味なかったなあ。
もちろん人によりますが、私は年齢を重ねたから楽しめるようになったのかもと 思っております。
「おはなしひなたボッコ」さん
読み聞かせのボランティア活動をしているグループを取材させてもらいました。
「おはなしのへや ぽっぽ」さんの取材から始まった絵本、本つながりの取材。
このグループの活動を見ていると、みなさんが本当に子どもたちや本が好きなんだなということ、ご自分たちもとっても楽しんで活動しているということが伝わってきます。
小さい子どもとの暮らしにちょっとだけ疲れちゃったというママたちは、「おはなしひなたボッコ」さんがやっているおはなし会に参加してみて!と言いたいです。
ぽっぽのおはなしカフェ(6月)
三回目となった大人向けおはなし会。
プログラムは
おはなし「三びきの子ブタ」(イギリスとアイルランドの昔話)
絵本「あめのひ」(ユリー・シュルヴィッツ)
でした。
「三びきの子ブタ」
私の知っている子ブタくんより、したたかでたくましい子ブタ。
イギリスに伝わっている原文に近い形で翻訳したのだそうです。
長女が以前、読んでもらってきた時、衝撃を受けていた。その気持ちわかる。
はる子さんより、形を変えずにそのままもとのお話を伝えることの大切さを教えてもらいます。
「あめのひ」
こちらは義理の妹(絵本好き)から、好きな本として紹介してもらったことがある。
そのときは、「へえ・・・」としか正直思わなかった。(ごめん)
でも、読み聞かせをしてもらったら、印象が全然違う。
心に入ってくる道のりが違う。(自分で読んだ時は内容を覚えてもいなかった)
人の言葉にのせて伝えるって全然違うことなんだなと確認。
いっすんぼうし
このお話は、知っているようで知らないような…
きちんときくと、いっすんぼうしにちょっと惚れてしまう。
ちっちゃいくせに、怖い鬼たちの前で「いっすんぼうし、ここにあり!!」なんてかなりかっこいい。はる子さんの読み方もいいんだな。
見事、鬼を退散させて、その後、ちゃあんと、出世してお姫様と幸せになる。
頭もかしこそう。
絵も素敵という感想が多かった。
そして、昔話をいろいろと揃えてきてくれて。
いろいろな国を絵本から知るっていいなあ。絵本トリップ。
昔話はいろいろな形となって本になっているから、選ぶのも悩んでしまうけれど、今回紹介してもらったものは日本語も美しいし、絵も印象に残るものが多い。
昔話全集…みたいなものが値段的ににもお得かな〜なんて選んでしまいがちだったけど、こういった本を目の前にすると、選び方を考えなくてはと思う。
お話を端折っていないできちんと書かれたものや、絵本が発信している力って大きいなあ。
学校での読み聞かせしたい本が増える。
こちらは雨シリーズ。
本のリスト。読み聞かせの目安時間ものっているので
とても参考になります。
ティータイムメニューは
「三びきの子ブタ」が、イギリスの昔話と聞いたので
イギリスのティータイムを意識しました。
ティーサンドとミルクティーです。
子ブタがティータイムをしていたのか、わからなかったのですが、
お話の途中で、子ブタくん、バターを作る桶を買ってくるシーンがあり、けっこういい食生活していたのでは?と推測。
きゅうりのサンドイッチと、マーマレードのサンドイッチ。
マーマレードは参加者の方が前回、お庭の夏みかんを持ってきてくださったので、それを使って。いいでしょ。
絵本のためにお茶の準備して、みんなで楽しむ。
楽しい時間だなあと思います。
海からもらうもの、お礼に…
月に一度のペースで鎌倉で過ごしています。
別荘があるわけでもないので、民泊です。
そして、そのとき必ず行くのが海。
ただただ歩く。
「心が開放される」とパパのコメント。
歩きながら探す宝もの。
シーグラスや丸みをおびた小石。
私は箸置きになりそうなもの…という目線で。
今まで集めたもの。なめらかな手触り。
以前のこの辺りの海はもっと汚れていたように思います。
今は、とてもきれい。
ヤドカリもいます。
きっと海を愛する地元の人やサーファーの人たちの努力なんだろうな。と思います。
私たちも
今回はいつも心をザブザブと洗わしてもらっているのでお礼にと…
ビーチクリーン(ゴミ拾い)してきました。
もらいっぱなしより、気持ちがいいのでした。
水無月というお菓子
6月は水無月といいますね。
6月なのに、水のない月??と疑問でしたが、いろいろな説があるそうです。
「無=〜の」という説、旧暦の6月は今でいう梅雨明けの時期で、田んぼから水がなくなってしまうのでという説など、調べると沢山出てきて、「へー、それで一体なんだったっけ?」と調べ終わったのに、混乱してしまう。
どのような説にしろ、季節を感じさせる月の名前て美しいなと思います。数字で何番目の月といわれるより、水無月とか、文月って耳に入ってきた方がなんだか心地よく感じます。
話はそれましたが、水無月というお菓子の作り方を「森ノオト」の記事にしましたので、ぜひ読んでください。そして、作ってみてほしいです。
和菓子の「水無月」を調べていくと、ただ「6月のお菓子」というだけではないということもわかりました。
この続きはどうぞ、記事を読んでくださいね。
6月の仕込みもの・実山椒
6月に入ってすぐ、実家で山椒の実を収穫した。
先日まで、冷蔵庫で寝かしてしまった。
ようやく重い腰をあげて、着手。
といっても大量なわけではないのだけれど。
葉と軸をとって7〜8分、茹でる。(好みの固さ、辛さまで)
同量よりやや遠慮気味の塩を混ぜて、ビンに入れる。
これだけのことだけ。2日たつと塩もすっかりとけ込んでいる。
そして、私の性格上、軸が残っていてもよしとする。
(かなり残っている…)
それにしても、この一粒がおいしい。舌がしびれる感じがいい。
一粒だけで、茶碗半分くらいはいける。
使う時はこれを塩抜きして使うのだけれど、
ちりめんじゃこと煮るのが我が家の好物。
毎年、母がちりめん山椒を作ってくれた。
この時期、実家に行くとおみやげにもたせてくれた。
子どもたちも山椒の部分は食べられなかったけれど、
ほどよい山椒の香りがついたおばあちゃん特製のちりめんじゃこは沢山食べた。
保存食作りには父や母の思い出がたくさん含まれていて
一人で作業していても両親がよく顔を出してくれる。
だから、忙しくっても作ってしまうのかもしれない。
6月はもう一つ、大仕事が残っている。
季節のお仕事・らっきょう漬け
6月は忙しい。
正確に言うと気ぜわしい。
甘酢らっきょうに梅干し作り。
気ぜわしさの理由は
- 6月でないと出回らない材料ということ。
- 届いたららっきょうならなるべくすぐに、梅ならタイミングをみて作業を始めなくてはいけないということ。
この月ばかりはあまりきつきつに予定を入れないようにしなければ…と思う。
今週はらっきょうが届いた。
しかも、手違いがあって4キロも。
焦る…
1キロしか仕込んだことないのに。
これで3キロ。別の袋で1キロあった。
だれかに譲ってしまいたいという衝動を抑え、とりあえず、夕方から1キロをしぶしぶ洗って薄皮をむく。
夕食を作りながらだったので、5時頃から始めたのに、終わったら10時ぐらい。
残り3倍もあるのに…とほほ。
覚悟を決めて翌朝残りをむくことにした。
朝4時に起き(これはいつものこと)、4時半から作業開始。
今度は先に根を落として、後からまとめてざぶざぶ洗って薄皮をとる作戦。
6時半までやっても根切り作業まだおわらず。
とりあえず、子どもたちを起こし、学校へ送り出す。
ふたたび9時頃から開始。
根と先の部分を切り終えたのは結局10時半ぐらい。
これを何回かにわけてざぶざぶと洗う。
これもなかなか時間のかかる作業で…
たくさんあるので、4パターン作ることに。
- さっと茹でてから甘酢につける。
- 茹でずに熱々の甘酢につける。
- 塩漬けしてから甘酢につける。
- 梅酢につける。
そんなこんなで終わったのは正午すぎ。
来年からは2キロにしようと心に誓う。私には2キロが限界だと思う。
またはみんなで一緒にやりたい。おしゃべりしながら。
実は、まだ塩漬けは別にあるので、作業は終わっていないのだけど。
こんなに漬けて食べるのかな…と心配していたら、娘がらっきょう食べたいとウロウロと台所に入ってくる。
翌日から味見開始!着実になくなっていきそうなので、よかった。
心に余裕がないとむづかしいかな。らっきょう漬け。
皮をむきながら思い出すのは父と母のこと。
らっきょう10キロを仕込む予定で買った翌日、母が入院になり、父は毎日病院がよい。
どんどん芽がのびるらっきょうを気にしながら、家のこと、母の身の回りの世話などをしていた父。
ある日、「らっきょう漬けたよ。」と報告が。その日は母のところにいくのはお休みしたのかな。
どんな気持ちで10キロものらっきょうを一人で漬けたのかなと思うと、切なくなる。
あれが両親の漬けた最後の漬け物だったはず。(ぬか漬けは別だけれど。)
漬け物には実家の想い出が多すぎて、いつも両親を思い出す。一緒に作業しているようで、さみしいこともあるけれど、うれしくもある。